アレルギー性好酸球性胃腸炎 ~ 大腸内視鏡検査
アレルギー性好酸球性胃腸炎 allergic eosinophilic gastroenteritis
好酸球の消化管浸潤を伴う病態で、その原因については現在不明です。
他のアレルギー疾患が合併することも多いようです。
血液中の好酸球は増多しており、食物アレルギーも一因となりえると考えられています。
幼・小児に多いと考えられてきましたが成人例も散見されるようになってきました。
診断上寄生虫感染や他の全身疾患が原因である場合は除外する必要があります。
好酸球の増多を認める場合が多く、浸潤部位が食道、胃、小腸、大腸によって症状が異なります。
好酸球の浸潤は粘膜層が中心で、浸潤がより真相の筋層や漿膜層に及ぶとそれに伴う臨床症状を呈するようです。
悪心・嘔吐、腹痛の症状が主体で蛋白漏出とそれに伴う低蛋白血症、浮腫、腹水などの消化器症状が出現。
さらに食物アレルギーに伴う皮膚症状や呼吸器症状を示すこともあります。
浸潤が筋層に及ぶと食道狭窄、幽門狭窄、小腸狭窄を示す場合もあります。
診断・・・
病変は食道、胃、小腸、大腸に及びますが、病変部位は連続性ではなく飛び飛びである場合が多いようです。
症状的には腫瘤状陰影や腫脹・発赤などですが、最終的には生検組織による粘膜への好酸球浸潤を病理学的に診断する。
・・・治療
原因がはっきりしていませんので特定の治療法は現在ありません。
対症療法的に副腎皮質ホルモンなどを用いることで対応するしかありません。
狭窄に対しては外科的または内視鏡的な処置が必要な場合もあり経過観察が必要です。
成人において原因を特定することは困難で対症療法が中心になります。重症な場合で食物が原因と考えられるときには経腸栄養食などによる維持管理が必要となる場合もあります。