血管形成異常 ~ 大腸内視鏡検査

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血管形成異常

血管形成異常 angiodysplasia

angiodysplasia(血管形成異常)の用語については限局的に拡張増生した毛細血管の集まった像として考えられています。

内視鏡的には10mm以下の発赤斑を示している。

問題となるのは消化管出血の原因となることで特に小腸で多いことです。

胃より大腸に多いとされていたが、カプセル内視鏡が施行されるようになり小腸でも頻度が高いことが判明しています。

成因は不明です。

高齢者に頻度が高く、肝硬変、腎不全、動脈硬化のひどい方に合併している場合が多いようです。

出血がない場合には無症状で、内視鏡検査中に偶然見つかるものが大半です。

出血がある場合に、慢性の貧血の原因となることと、間欠的な大量出血の原因となることがあり反復する場合が一番対応に難渋します。

出血時には胃および大腸では内視鏡検査により出血部位の診断が可能ですが、部位が正確に把握できないことも多々あります。

診断後に焼灼法や局所注入法による内視鏡的止血術を行う事が多かったのですが、最近は部位を確定出来ればクリップをかけるのが緊急的には確実です。

出血部位が不明な場合や小腸からの出血の場合には、出血シンチグラフィや血管造影で出血部位の同定をする場合もありますが、かなり多量の出血が検査を行っている「その時」になければわからないので実際には反復して検査をする必要があることが多い・・・というのが経験的な印象です。

小腸からの出血に対してはカプセル内視鏡検査やダブルバルーン法による小腸内視鏡検査を積極的に施行するようになってきていますが、なれた施設でなければ緊急例には対応は難しいと思います。


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