粘膜脱症候群 ~ 大腸内視鏡検査
病態と診断
排便時に出血、粘液便、残便感、粘膜脱出などを訴える疾患で、直腸前壁に潰瘍性病変や隆起性病変など多彩な病変を形成し、病理組織学的に線維性平滑筋の粘膜固有層への侵入(fibromuscular obliteration)が特徴です。
成因として排便時の習慣的な過度の怒責(いきみ)が関与しているとされています。
治療方針
排便習慣の改善が必要とされています。
いきみを軽くするように指導します。
軽度の場合は痔疾用剤やステロイド坐剤の投与で軽快する場合があります。
脱出する場合は痔核に準じて手術を検討する場合があります。
・間違った排便習慣に大きな原因があることを理解してもらうことが必要です。。
・排便習慣を正すことでかなり改善できることを理解してもらう必要です。
・排便習慣を変えるには相当な努力が必要であることをよく説明します。
・長時間いきむことを止めさせ、残便感があってもそれ以上のいきみをしないことを説明します。