腸管の憩室 ~ 大腸内視鏡検査
腸管の憩室
diverticular disease of the intestine
概念
腸管の憩室は腸管壁の一部が腸管外(内)へ向かって嚢状に突出した状態で、その大部分は後天的で、筋層を欠く仮性憩室です。
憩室は良性疾患であり、無症状の場合は治療を必要としないが、合併症が起きた場合には治療が必要となります。
小腸に発生する憩室として単発または多発の十二指腸憩室、多発性で空腸近位側に多い小腸憩室、先天性のMeckel憩室などがあります。
十二指腸憩室は約80%が十二指腸第2部内側に存在し、そのほとんどが傍乳頭憩室で、時に憩室炎、憩室出血を合併する患者さんがおられます。
傍乳頭憩室を有する症例では、胆道疾患、膵疾患の発生頻度が高くなることが知られています。
大腸に発生する憩室は、多発憩室が多く、憩室の部位により左側結腸型と右側結腸型に大別されます。
日本人は以前はそんなに多くないと思われてきましたが、最近の食の西洋化で増加してきているようです。