アニサキス症 anisakiasis ~ 大腸内視鏡検査
アニサキス症
アニサキス幼虫の消化管壁への刺入で起こる。サバ、アジ、イカ、イワシ、サンマ、タラ、カツオ、サケなどの生食が原因であり、胃の頻度が高いですが、全消化管で発症しえます。ただ診断が難しい・・・
劇症型と症状が軽度ですむ場合とがあり、前者はあらかじめアニサキス抗原で感作された場合の再感染で起こるアレルギー反応と考えられています。
胃アニサキス症の場合は摂取後数時間で発症し、劇症型では上腹部を中心に差し込むような痛烈な痛みが持続し悪心・嘔吐を伴うことが多く救急車で搬送されることも多いです。
内視鏡検査を施行し鉗子で虫体を摘出することで治療でき、虫体を摘出した途端に痛みはなくなります。瞬時です。
内視鏡で除去しない場合でも虫体は数日で死滅するとされ理論上は7日くらいです。
小腸に虫体が刺入した場合には痛みだけではなくイレウス症状が発症する場合がありイレウスに対する治療が必要になります。
多くの場合、保存的療法で対応すれば症状は虫体の死滅とともに軽快します。
粘膜下腫瘍状の形態をとることもあると報告されています。この場合vanishing tumor と呼ばれるように軽快する場合がほとんどです。